暮らしの豆知識~日本の催事

初めてのブログです。今年,還暦になりました。

深みにはまったニキビ肌には、水洗顔がいい時もある

深みにはまったニキビ肌には、水洗顔を。

ニキビは洗顔が大切という常識が広く流通し、その結果、適切でない洗顔料や間違った洗顔法によって、ますますニキビ肌の深みにはまっていく相談が後を絶ちません。

深みにはまったニキビ肌に共通しているのは、肌が育つ間もなく角化し、未熟な角質細胞で肌が作られるようになっていることです。未熟化の原因は角質が予定より早く剥がれるようになった何かが背景にあります。

いずれにしても、バリアーである角質が未熟だと、悪循環が繰り返されるようになります。なぜなら、ターンオーバーが早まり、ますます育った角質が作られなくなり、皮脂詰まりは発生を続けるようになるからです。

このような肌は、

•硬く、皮脂をスムーズに分泌できない
•皮脂が詰まりやすく、ニキビが出来続ける肌構造そのもの
•ちょっとした刺激で赤みや炎症を起こすようになる
•炎症を繰り返し、次第に敏感さを増していく

これが深みにはまったニキビ肌です。皮脂詰まりが恒常化し、アクネ菌の増殖環境が絶えず、炎症ニキビに繋がるようになっています。

水洗顔と関係のない話を長々としてまいりましたが、実はこのような迷路に入り込み、何をしても肌が敏感に反応するようになったニキビ肌にとって、水洗顔が実によい効果をもたらすのです。

良かれと思い使用していた洗顔料をやめることによって、皮肉なことに、肌本来の育つ力が発揮できる環境が整います。赤みや炎症に繋がることが抑制されるからです。

角質が剥がれやすくなるクレンジング料や洗顔料の使用を続けた肌は、角質層を構成する角質の未熟化が進み、洗浄剤や化粧品に反応する敏感な肌になっていたり、様々なダメージにも敏感になっています。また、このような肌には、角質に優しいはずの石けん洗顔さえ、石けんの持つアルカリ性質が、炎症を拡大する刺激として働いてしまいます。

水だけによる洗顔は汚れを落とす能力の低いものです。しかし、角質層のバリアー能力が低下し、炎症に巻き込まれやすいニキビ肌にとっては、この上なく肌に優しい洗顔になります。敏感になってビクビクしている肌にとっては、汚れをしっかり落とすことよりも、刺激のないことが何よりも大切なことなのです。

炎症のあるニキビ肌に水洗顔が注目される理由です。